成長。

令和2年に「ペン字」を習い始めました。
つけペンという初めての筆記用具に戸惑いながら、道具を揃える事からのスタートでした。
つけペンで書くペン字は「これ以上美しい線が書ける筆記具はない」とされています。
ただ慣れていない事もありますが、その性質上書き方が非常に難しいのです。

拙いながらも一生懸命に修練して指導を仰ぎ、なんとか昨年「師範」、今年「教範」に合格することができました。
平澤先生の決して妥協のない指導に何度も何度も諦めかけました。
提出しなかった作品の山、失敗した用紙の山。

合格通知には墨文字の手紙が添えられていました。
「ここまでの道程は長く厳しいものであったと思います…」
先生直筆の文字に胸が熱くなりました。
平澤先生のさらに師である高橋先生曰く、「美しい線が出るまでに10年はかかる」

いくつになっても道半ば。

この年でも成長していけると信じていくことにします。

流水