プレイヤー

人は目を瞑って祈ったり、手を合わせて拝んだり念じたりします。この頃では御朱印集めが流行り、御朱印帳を持って日本中の寺社を巡る方々もいます。そこに書いてもらった文字がきっと自分のお守りとなるのでしょう。

先日のこと、高齢になる母がクシャクシャになった筆文字を壁からはがし、同じ文句を書き直して欲しいと頼んできました。
若い頃には母も近所の書道の会に入っていたので、なかなか綺麗な字が書かれていましたが、いかんせん半紙がボロボロです。

家族も呆れるほど慌て者の母は、いろんな物を失くすので、この文の空いている所に失くしたものを入れて何度も唱えるのです。するとあら不思議、失くした物がひょっこり出てくるのだそうです。以前には指輪が出てきたお友達もいたそうで、サイフや携帯を失くすたびに読み上げているようです。効果の程は不明ですが(笑)

文字は読んで祈ると力を持って、人を助けてくれたりもするのです。

流水