センチメンタル・ジャーニー

友人が引っ越す事になったので、 気の合う友人たちと思い出旅行に行ってきました。 一泊二日金沢の旅です。 楽しかった二日間はあっという間に過ぎ、 みんな沢山の思い出をお土産に帰って来ました。

立ち寄った兼六園に芭蕉の句碑があったので、 面白半分真面目半分みんなで歌を詠んでみました。ちゃんと名前も考えたりして。

流水は戻ってからも友人達の作った句を書いて楽しく過ごしました。 友達の顔を思い浮かべながら句を読み返すと、 金沢での時間が思い出され、筆が自然に動き始めるのです。
書にする事で数々の思い出がさらに鮮明に蘇りました。

10年、20年経ってもこの書を見たら、 金沢の楽しかった日々を思い出すでしょう。

書には時を超える愉しみ方もあるのです。

流水

お友達の歌をご紹介します。

鼓門 友と旅路の 星月夜 / 彩 柚香 (クリックすると作品ページに移動します)

すべりこむ 特急しらさぎ 秋の風 / 彩 柚香

紅葉も 背に陽射し汗 金アイス / 布井 和也子

黄緋紅 合掌の郷 息白し / 布井 和也子

くちびるの 金箔恋し 金沢や / 春飛

加賀の路 ひろいし紅葉 子を想ふ / 布井 久延

友とゆく 南砺金沢 秋深し 香箱を組む 蟹とさび猫 / 春飛

口惜しや のどぐろ美味しと 皆がいう わが口入らず 去りにけり / 布井 和也子