昨年、袋井市文化協会の書道部は文化祭に参加しませんでしたが、今年はやっと参加となりました。
袋井市にはお一人だけ篆刻作品を出品している男性の方がいらっしゃいます。
今年92才になられるそうですが、腰は真っ直ぐでスタスタと歩いておられます。
みんなに自作の印を残したいとおっしゃっていて、私にも半紙に押す印を彫ってくださいました。とても美しい印でしたので、条幅という大きい紙用のものと引首印という右上の最初に押す縁起の良い印もお願いしたところ、「勉強になるから」と快く引き受けてくださいました。92才であっても勉強だというその姿には頭が下がります。
食事も全部自分で作り、みそ汁はダシを取るところから。散歩は緑を見ながら1時間。とてもマネできそうもないけれど、好きなことを続けていると楽しい人生が送れるんだと思わせてくれる大先輩です。
流水