プリーズ・ミスター・ポストマン

「家にいてください。ステイ・ホーム。」 テレビから聞こえる声が嫌でも耳に入ります。

外に出かけられない毎日が続いて気持ちも沈みがちです。

そんな時だから、ヒマを見つけては手紙を書いています。 近況報告やお元気ですか?のたわいない手紙です。

値上がりしたとはいえ、わずか63円や84円で自分の書いた文字が誰かに届くのです。 1円切手の前島密先生に感謝です。

瞬時に連絡が取り合えるネット全盛の今時「手紙?何言ってるの?」と思われるかもしれませんが、今だからこそ手紙だと思います。時間はたっぷりあるのですから。

先日、隣町に住む娘にペンの練習だと言い訳しながら長々とたわいない手紙を書きました。そしたら次の日に母から手紙が来たのです。ビックリです。

「どこにも行けないので毎日マスクを作っています」とマスクを送ってくれました。 娘を心配する母親の気持ちは同じなんですね。ちゃんとつながっているんです。

手紙に並ぶ文字には気持ちが宿り、きっと思いが伝わるんだと信じています。

亡くなったウチのおばあちゃんは、おじいちゃんから手紙を3通もらって結婚を決めた。

ネットもすごいけど、手書きの文字の力だって、すごいのです。

流水