書を志す人は先生から古典を学ぶよう教えを受けます。もちろん私も。古典を学ぶと本当の力がつくと言われています。若い頃にはなかなか理解できなかったのですが、私が歳を取ったこともあり、最近古典の凄味を感じるようになりました。また、当時の先生方の気持ちも少し分かるようになりました。
今は楷書の極致と言われる欧陽詢(おうようじゅん)という人の九成宮醴泉銘(きゅうせいきゅうれいせんめい)の全文をひたすら書き続けています。書き出したら楽しくて止まらなくなるのです。
そういえば、「基本である1、2、3をきちんと練習しないで、いきなり4とか5をやるな」と、かのジャイアント馬場さんも言っていましたね。
流水